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うる星やつら

うる星やつら』は、高橋留美子による漫画を原作とした日本のアニメで、1981年から1986年にかけて放送されました。原作漫画は1978年から1987年まで『週刊少年サンデー』に連載され、その人気によりアニメ化されました。『うる星やつら』は、地球に襲来した鬼族の宇宙人と地球人とのドタバタな日常を描いたラブコメディ作品で、その斬新な設定とユニークなキャラクターたちが多くの視聴者の心を掴みました。

物語は、地球を賭けた鬼ごっこに参加することになった主人公・諸星あたると、鬼族の美少女・ラムの出会いから始まります。あたるが勝利したことで、ラムは地球に留まり、あたるの家に住むことになりますが、彼女はあたるに一方的に惚れ込んでおり、彼のことを「ダーリン」と呼びながら猛烈にアプローチします。一方で、あたるは浮気性で女性好きな性格のため、ラムの嫉妬心を刺激し、電撃を喰らうのが日常茶飯事です。

アニメ版は、押井守をはじめとする才能豊かなスタッフが制作を担当し、アニメーションとしての高いクオリティと独特のユーモアで人気を博しました。また、原作にはないオリジナルエピソードや新たなキャラクターの登場も見どころの一つです。『うる星やつら』は、アニメ史に残る名作として、その後の作品にも大きな影響を与え続けています。エネルギッシュでポップな作風は、多くのファンに支持され、現在でも再放送やリメイク、劇場版などを通じて新たな世代にも親しまれています。

主な登場人物

ラム

ラムは、『うる星やつら』のヒロインで、鬼族の宇宙人です。彼女は緑色の髪と虎柄のビキニが特徴的で、飛行能力や電撃を放つ能力を持っています。ラムは、諸星あたるに恋心を抱いており、彼を「ダーリン」と呼んで猛烈にアプローチしますが、あたるの浮気性に悩まされることもしばしばです。しかし、明るく前向きな性格で、仲間たちからも愛される存在です。ラムの存在は物語の中心であり、彼女の行動が周囲に大きな影響を与えることが多いです。

諸星あたる

諸星あたるは、物語の主人公で、宇宙一の浮気者として知られる高校生です。あたるは非常に運が悪く、トラブルメーカーとして知られていますが、持ち前のタフさと楽観主義でどんな困難も乗り越えます。ラムから一方的に好意を寄せられているものの、他の女性にも目移りしてしまう性格が災いし、しばしばラムの電撃制裁を受けることになります。あたるのキャラクターは物語の進行において非常に重要で、彼の行動が物語の多くの笑いを生み出します。

三宅しのぶ

三宅しのぶは、あたるの幼馴染であり、元恋人です。しのぶはあたるに対して真剣な恋心を抱いていましたが、ラムの登場によって二人の関係は複雑になります。しのぶは気が強く、しばしばあたるの浮気や行動に対して激怒することがありますが、根は優しく、仲間思いの性格です。しのぶは物語の中で重要な女性キャラクターの一人であり、彼女の感情の変化が物語の進展に影響を与えます。

面堂終太郎

面堂終太郎は、あたるのライバルであり、学校の人気者です。彼は非常に裕福な家の出身であり、剣道の達人としても知られています。面堂は冷静沈着で、女性に対して紳士的な振る舞いをしますが、暗所恐怖症という弱点があります。彼もまたラムに好意を寄せており、あたるとしばしば争いになりますが、どこか憎めない性格であり、物語にユーモアを与えるキャラクターです。

サクラ

サクラは、学校の保健医であり、神社の巫女でもあります。彼女は美しい容姿と冷静な性格で、生徒たちから絶大な人気を誇っています。サクラは超自然的な力を持っており、しばしば学校で起こる怪奇現象や事件の解決に当たります。彼女は大人の女性としての魅力と知恵を兼ね備えたキャラクターであり、物語の中で重要な役割を果たします。サクラの存在は、物語におけるミステリアスな要素を強調し、物語に深みを与えています。



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